2018.10.27制作発表【清水陽平】

自己紹介

はじめまして、清水陽平(しみずようへい)と申します。
現在ITエンジニア(データサイエンス領域)として活動しています。
学生時代は電子工学分野を専攻し、前職では製造メーカーで生産技術職(メカトロニクスエンジニア)として勤務していました。
業務に携わる中で人工知能分野に興味を持ち「人工知能技術はたくさんの人達を幸せにする」と強く思い自学に取り組み、より高い知識とスキルを求めて.proに入学しました。
そして、今後自分が熱意を持って人工知能分野に取り組んでいきたいと思い、キャリアチェンジをしました。
現在はプログラミング言語のPythonを学習する一方で、人工知能分野に必要な統計学等の学習にも取り組んでいます。

 

どんなアプリですか?画像も込みで、できるだけ具体的に教えてください

大人気ゲーム「スプラトゥーン2」のシミュレーションアプリです。
スプラトゥーン2とは、好みのブキを使ってカラフルなインクを
シューティングし、キャラクターが4対4で勝負を行うニンテンドースイッチのゲームです。
ゲームの勝敗にはプレイヤー自身のスキル以外にも各プレイヤーが選んだ武器、ステージ、ルールが要因としてあります。
私自身もこのゲームを一プレイヤーとして楽しんでおりましたが、その中で「武器やステージ、ルールの組み合わせを機械学習することで特徴を見つけ、勝ちやすい条件を見つけることができるのではないか」と思い、本アプリケーションを作成しようと思いました。

本アプリケーションは、自分チーム4人の武器、相手チーム4人の武器、ステージ、ルールを選択すると、自分チームが何%で勝つかを出力するという仕組みになっています。

どんな人に使ってほしいですか?誰のためのアプリですか?

同じようにゲームを楽しむ皆様に使って頂き、「あの武器が強い」「このステージは相性が悪い」と体感していたものに対しデータで見える化して欲しいと思います。

また、シミュレーション結果から自分が使う武器と相性が良い武器などの条件を見つけ、チームメイト探しやコミュニケーションに利用して頂きたいと思います。

 

制作期間はどのくらいかかりましたか?

実作業、調査の時間を併せて、機械学習部分1週間半、フロントエンド部分1週間半の計3週間です。

 

どういうところが大変でしたか?

はじめてアプリケーション制作ということで数えると切りがありませんが、以下の2点が主に大変でした。

①データの前処理

機械学習で使用したサンプルデータは130万試合分あり、機械学習に使用するためにデータを整形する作業にとても時間がかかりました。

②Djangoの情報の少なさ

本アプリケーションでは「Django」というフレームワークを使用していますが、作成時Djangoについて調査しても情報が少なく自分が想像するようにアプリが動作するにはどのようにコーディングをすれば良いか分からないことが多々ありました。
その中で講師の方々に都度都度アドバイスを頂き、ひとつひとつ問題を解決し完成させることができました。

このアプリの今後の展開を教えてください。

①精度向上

機械学習の精度を上げていきたいと思います。

アプリケーションとして完成しましたが、機械学習自体の精度はまだまだ低く、武器、ステージ、ルールなどの条件を変えても勝率があまり変わらないという状態です。原因としては、特定の武器やルールに勝敗が左右されており、その結果機械学習が上手く行かず精度が上がらないことが想定されていますが、特定の武器やルールを選択肢から外してしまうとシミュレーションとして成り立たなくなってしまうと考え、今回はアプリケーションとしての出来栄えを優先しました。

②異なるシミュレーションモードの追加

今回のアプリのシミュレーションは「自分チームの武器」「相手チームの武器」「ステージ」「ルール」という条件を予め自分で決めることによって成立するものですが、勝率の値から逆算して「自分がこの武器を使うとき、勝率が最もよい武器の組み合わせは何か」「このステージで戦うとき、最も勝率がよい武器は何か」などが出力できるモードも追加したいと考えています。

 

募集関連

需要があれば、作成に使用したコード等の情報を差し上げます。
同じようなものを作ってみたいと思っている方や、アプリケーションを作る中で同じ悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
また、機械学習をアプリケーション化することを難しく感じていらっしゃる方も少なくないと思います。
そんな方々に、本アプリケーションの中身が少しでもお役に立てれば幸いです。

 



この文章を見た方へのメッセージを最後にお願いします

もし、現在機械学習を学ぶ一方でアウトプットの仕方に苦労している方がいらっしゃいましたら、自分が好きなものや今まで自分が熱を入れて取り組んできたものと掛け合わせてみることをお勧めいたします。

私は幼い頃からゲームが好きであり、そのゲームと機械学習を掛け合わせた本アプリケーションを他のどんなテーマよりも取り組みたいと思いました。
そして最後までその気持ちを切らず、この度作り切ることができました。
工作物やアプリケーションなど、何かものを作る際に「人の役に立つものを作りたい」という目標を立てる方はたくさんいらっしゃると思います。もちろん、その考え方はとても大事です。しかし私は、「自分はこれを何がなんとしても作りきりたい」「作ると決意した自分を裏切りたくない」という思いで取り組むことも同じ位とても大切だと思い、「自分の好きなもの×機械学習」という考え方は作品作りの中での強固な土台になると思います。

作品の規模の大小を問わずはじめて作品づくりに取り組む皆様、すでに何か作品を作ったことはあるけど今は手が止まってしまっている皆様は、作品作りの出発、再出発の参考にして頂ければ幸いです。
そして、以前から作品作りに取り組んでいる皆様。駆け出しの身ではありますが、今後も情熱を持って作品づくりや人工知能分野に取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。